ベトナム流パンクした自転車の直し方が衝撃的
ベトナムでの移動手段はバイクが主流!
先生も生徒もみんなバイクで学校に来ます。
そんな中、私の移動手段は自転車!
国際免許を取得してこれば良かった…。
自転車は私の住むタイビンの街中でとても目立つらしく、私は有名人になっているようです。
自転車に乗っていると話しかけやすいのもあってか、自転車に乗っているとベトナム人によく道を聞かれます。
日本人だから道がわからないと説明するのにいつも必死です。
そんなこんなでベトナムで自転車生活をおくっていたら
自転車がパンク!!!
タイビンには自転車屋さんが見当たりません。(たぶん見つけられてないだけかも)
同僚に自転車がパンクしたことを伝えると…
歩道に居たおじさんの前に連れて行かれました。
このおじさんはいつも歩道の木にハンモックをかけて寝ているおじさんです。
わたしの頭の中は「???」こんな感じ。
おじさんの持ち物は自転車一台(ボロボロ)、小さな箱(ボロボロ)、空気入れ(サビサビ)だけです。
実はこのおじさん、自転車の修理屋さんだったのです。
おじさんは手際よく私の自転車のタイヤの中からチューブを取り外しました。
そして、自転車についている部品(小さいネジ)をその辺の道端に放り投げます。
部品はかなり遠くの草むらまで飛んでいきました。
もう部品はどこにいったかわかりません。
その後は薄い金属の板でタイヤのチューブをこすっています。
私の心の中は「この作業意味ある???」という疑いの気持ちでいっぱいです。
次はタイヤのチューブにはさみで穴をあけられました。
この時点から自転車を壊されて直らないんじゃないかと不安な気持ちでいっぱい…
その後は唾をチューブにふきかけたり、地面にたらした唾を指ですくって、チューブに塗ったりし始めました。
唾をとても上手に活用しているようですが、意味があるのかはわかりません。
私は唾がかからないようによけるのに必死です。
そんなこんなで謎の作業の後、タイヤのチューブをタイヤの中に戻して、タイヤをトンカチでトントン力いっぱいたたいて
完成!!!
本当にパンクが直っているのか不安すぎたのですが、ばっちり直っていました!
今のところなんの問題もありません。
おじさんの唾液?!技術?!
おそるべし!!!!!
ちなみにお会計は15000ベトナムドン
日本円で約75円!!!
10~15分ぐらいでぱぱっとなおしてくれました!
日本だったらタイヤがパンクするとすぐに新しいチューブに交換という選択肢になるけれど、必ずしも新しいものに交換しなきゃならないわけではないのだと知りました。
値段の違いにも驚愕!!!
まだまだ私の知らないことがいっぱいで、とっても楽しいです。